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三間の減少

1)空間の減少

 昔は、近所の公園や空き地、路地裏などで遊ぶのが普通でした。しかし、空き地にはマンションが建ち、路地裏には車が通るようになり、大人の目が届かない空間も増えてきました。自由に遊びたくても、広さが足りない、車や誘拐などの危険が・・・などの原因から、遊びの空間が制限されていることは言うまでもありません。


2)時間の減少

 昔は、辺りが暗くなっても、親が「ご飯よ!帰ってきなさい!」と、呼びに来るまで遊んでいました。しかし、今では、治安の問題などから遅くまで外で遊べない子がほとんどで、学校から帰ってきて、宿題を終わらせて遊びに行っても、30分しか遊べない。ということもあります。

また、小学生のうちから学習塾に行く子も増え、遊ぶヒマすらない子もいるようですね。


3)仲間の減少

 昔は、学校から帰ってくると、近所の同級生やお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に遊んでいました。しかし、今では、少子化の影響で、近所に同級生の友達が少なく、ましてや、学年の異なる子と遊んでいる光景を見ることも少なくありません。


   これらの三間が減少することで、外で身体を動かして遊ぶ子どもは激減し、体力・運動能力の低下に拍車をかけていることは、すでに問題となっています。
   昔と今では環境が変わってしまいました。昔は、外で遊べる環境は十分にありましたが、今では、昔あった環境はもうありません。しかし、人の手でなくしてしまった環境は、人の手で作り出せばいいのです。子どもが遊ぶ環境は、人工的に作り出す時代に入ってきたのではないでしょうか!?
   私どもオリンピアでは、そのような環境を提供させていただくため、子どものための運動教室を行っています。長崎の子どもたちの体力・運動能力の低下に歯止めをかけるためにこれからも邁進したいと思います。

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