「スモールステップ(以下S.S)」とは、【最初から高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていくこと。】~デジタル大辞典【スモールステップ法】~とあります。
突然ですが、『35×23』を解いてください❗️
と言われたら、多くの人がまず、「ひっ算」の形にし、「一桁目の計算」をし、「繰り上がり」を考えながら答えを求めていくのではないでしょうか❓
二桁の掛け算の仕方を知らない子に『35×23』を教える際、いきなり『答えは805!』と教えても、その子は次に『71×85』という問題がでても、答えがわからないでしょう。ですが、「ひっ算」や「一桁の計算」、「繰り上がり」のやり方が分かっていれば、応用が利くので『71×85』も答えられるでしょう💡
運動も同様で、『最終目標』を細分化した「S.S」を習得していないと、『最終目標』をできるようになるのに時間がかかったり、『最終目標』をできるようになっても、別の『最終目標』をできるようになるのに、また時間がかかってしまいます😖
例えば、『逆上がり』の「S.S」には、「後ろに回る感覚」「鉄棒を引き付ける動作」「振り上げ脚」「踏み切り脚」などがあります。
『逆上がり』ができない子には、いろんな課題の子がいますが、「S.S」はできているけどタイミングが合っていなくてできない子等は、比較的簡単にできるようになりますが、「S.S」ができていない子は、達成までに時間がかかります。
それは、運動における「S.S」を習得するのには、勉強よりも時間がかかるからです。
したがって、『逆上がり』のやり方をいくら教えてもできない子は、気を長く持ち「S.S」から習得していく必要があります。
「後ろに回る感覚」は、マット運動の後転にもつながりますし、「踏み切り脚」は、『跳び箱』『縄跳び』『走る』など、様々な『最終目標』につながります❗️
オリンピアでは、様々な「S.S」を習得するための時間を速くし、できるだけ多くの『最終目標』につながる「S.S」を獲得し、子ども達が自然と・比較的簡単に、様々な『最終目標』をできるようになるような指導を心がけています😊
指導者としては、『最終目標』をできた時の笑顔を間近で見ることができれば最高ですが、子ども達がいろんな『最終目標』に挑戦する際、我々がいない場でも、つまずくことなく達成できる力をつけてあげることができたら、もっと最高です✨✨
国語のあらゆる「S.S」が欠如しているので、長く読みづらい文章になってしまいました😭